日経225先物取引のデイトレードは甘くない

投稿者: | 2017年10月25日

日経225先物取引とは、日経平均株価(日本を代表する企業225社の株価)の1,000倍を単位として取引する株価指数先物です。

日経225先物取引には、ラージとミニがありますが、ラージは日経平均株価の1000倍、ミニは日経平均株価の100倍の単位で取引します。

どちらも証拠金取引になりますが、ラージの場合は100万円ぐらい、ミニの場合は10万円ぐらいあれば、誰でもトレードに参加することができます。

日経225先物取引の場合、ボラティリティが大きいため、1日に200円~300円ぐらい動くことは頻繁にあります。

また、ラージの場合、1枚で100円の差益を抜くことができれば10万円の収益になります。手数料や税金などは省きますが、ミニの場合は、その10分の1の1万円の収益です。

そのため、少し勝つと「デイトレードで食べていけるのではないのか?」と考えたりしますが、負ける時も同じように負けますので安易な考えは危険です。

また、トレードの世界では、約9割の人が負けていて残りの約1割の人が勝っていると言われていますが、負けている人の多くは、デイトレードなどの短期トレーダーです。

デイトレードの魅力は、1日で売買を完結するため、レバレッジを大きくすることができるところですが、資金管理を怠ると、たった1回のトレードが命取りになることもあります。

しかし、時間軸を上げる(1時間足より下の時間軸ではなく、日足以上のチャートで見る)と勝率が上がるため、多くの方には、スイングトレードをおすすめしています。

FXの場合、月曜日の朝から土曜日の朝まで24時間×5日間、ずっと相場が動いていますが、日経225先物取引も同じぐらい相場が動いています。

また、相場は休日を除いて毎日、ありますので何も短期売買に拘らず、ゆっくり、また、1回のトレードで大きく勝つことを考えると暇になりますが、大きく負けることが少なくなります。