トレードで使うツールは全体の一部だけ

投稿者: | 2017年10月25日

このページでは、トレード書籍に出てくる各ツールの解説をしています。
このツールを活用すれば100%勝てるツールはありませんが、どれも参考にはなります。

しかし、1時間軸より下のチャートを見ている人と日足より上のチャートを見ている人とでは、使うツールが異なりますので、この点は注意して下さい。

私自身、日経225先物取引のトレードを行うにために以下の7つのツールを活用していますが、日足チャートをメインに見ていますので、パソコンを何台も立ち上げて常に監視しているわけではありません。

1 フィボナッチ
2 ピボット
3 移動平均線
4 トレンドライン
5 ローソク足
6 ダウ理論
7 出来高

まず、「1」のフィボナッチの値ですが、月足チャートで過去10年の最高値と最安値の値を入力すると、61.8%、50.0%、38.2%のところがサポートやレジスタンスになっていることがわかります。

また、レジスタンスを抜けると、今度は、その値のところがサポートに転換していることもわかりますので各ツールの中では、最も信頼できると言えます。

同時に「2」のピボットの値も非常に便利なツールの一つです。
ピボットには、デイリーピボット、ウィークリーピボット、マンスリーピボットがあります。

また、ここが最も重要なポイントですが、だいたい、1週間の変動幅はウィークリーピボットの範囲で1ヶ月の変動幅はマンスリーピボットの範囲に収まることが多いです。

そのため、サポート部分とレジスタンス部分が明確に判断できますので、初心者からプロの方まで多くの方に活用されていると思います。

「3」の移動平均線については、「おまけ的」な存在ですが、セオリー(具体的には、ゴールデンクロスとデッドクロスなど)だけ学んでおくと良いと思います。

「4」のトレンドラインも合う時は合いますが、少しラインが割れたり、途中で引き直すこともあります。また、急に流れが変わることもありますので注意が必要です。

また、「5」のローソク足も同じで、「この形状が出たら買い(または売り)」などのセオリーはありますが、全てその通りになるわけではありませんので注意が必要です。

「6」のダウ理論に関しては、上昇トレンド中は高値と安値が切り上がっていくと言う理論です。(反対に下降トレンド中は高値と安値が切り下がっていくと言う理論です。)

このダウ理論の一番、大事なポイントは、「トレンドは明確な終わりのシグナルが発生するまで続く!」と言うことです。

この意味は少しわかりにくいかもしれませんが、上昇トレンドや下降トレンドが発生すると、後は、ひたすら、その方向に進むと言うことです。

ですから、トレンドが発生してトレンドが終るまでの間は、どちらか一方(買い、または売り)を行うだけで、どんどん儲かります。

「7」の出来高に関してですが、「出来高増=相場の転換点」と考えておくと良いです。
出来高増えやすいのは、主にメジャーSQの期日前が多いですが、大きなイベント(選挙など)がある時には、出来高が増える傾向があります。